愛の勉強部屋 子供が好きな異性の話をしてきた時

~本郷人-2016-06号より

子供が好きな異性の話をしてきた時

タサラン家庭相談所所長 劉貞順

子供がお母さんに好きな異性の話をしたということは、すでにお母さんとの関係性がいい子供です。
「ああ、そうなの。あなたが少し心が惹かれる人ができたのね。そんな話をお母さんを信じて、お母さんにしてくれてありがとう。でもお母さんはその話を聞いた瞬間、ドキッとして少し心配にもなって、あなたと話してみないといけないと思ったわ」。このようにいうのは大丈夫です。
ところが、「それはダメよ。あなたは祝福を受けないといけないのに。二世でしょう。どうしようというのよ!」といったらどうですか?
その次から子供は絶対に話をしません。心を閉ざしてしまいます。そうしたら、その後、彼氏、彼女と何をしているのかを知るすべがありません。なぜなら、その時からお母さんと距離を置き、話もせず、どんな報告もしなくなるからです。
子供が初めてそのような感情を感じた時、お母さんは受け入れてあげて、「充分にあり得ることよ。あなたが正常に成長して健康な子供だから、当然、誰か異性に好感を持つようになって、それと共に愛というものを学んでいくのよ。それは悪いことでも間違ったことでもおかしなことでもないのよ」と、まず肯定して、共感して、その次に愛について話してあげて、そしてその次にどうしてお母さんが祝福を受けたのかについて、順序をもって話さないといけません。
初めから何の根拠もなく、「あなたは祝福を受けないといけない」といったらどうですか?「はい、祝福を受けます」と子供たちがいうでしょうか?「もういい、お母さんとは話が通じない」といって話自体をしなくなります。
ですから、子供たちがどんなことをいっても驚かないでください。ショックを受けて理性を失わないでください。「ああ、あなたは最近そんなことを思うようになったのね」といって、そのまま認めてあげなさいということです。そこに自分の立場で判断したり、よい、悪い、いい、いけない、というのは後での問題です。
無条件、「お母さんに話してくれてありがとう。あなたが最近何を悩んでいるか、理解できるから本当にありがとう」と、まず、共感です。その後に、「でもお母さんがありがたい心もあるけど、少し心配にもなるから、あなたと深い話をしようと思ったわ」といえば、子供が、「何の話?」と聞いてくるでしょう。「愛についての話」。初めから、「祝福についての話」といえば、子供たちは、「お母さん、今忙しい」といって聞かずに出ていってしまいます。
「愛についての話」。何の愛ですか?「お母さんの愛についての話」です。それには子供たちも好奇心が湧きます。
実際、お母さんが昔、人を好きになったことがあり得るでしょう。そんな話をしながら、それでもお母さんがどうして祝福を選んだかといいながら、祝福を選ぶ理由とその価値について、少しずつ話してあげるのです。(つづく)